笑えない喜劇。笑うしかない喜劇。
半径3キロ圏内の無間地獄。
若者たちは青い鳥を探すことすら忘れていた。
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皆川猿時
千葉県、流山市。東京にもほど近い地方都市。
この町の半径3キロ圏内でくすぶっている4人の若者。
東京へ出ていく気力もなく、町を抜け出そうにも抜け出せない、
「ダメな」4人と、彼らを取り巻くろくでもない大人たちの青春群像劇。
それぞれに鬱屈をかかえた人々の、やるせない日々と、
その中に垣間見える一縷の希望を描く。
美術:二村周作/照明:杉本公亮/音響:加藤 温/衣裳:坂東智代/
ヘアメイク:大和田一美/演出助手:相田剛志/舞台監督:南部 丈/制作:近藤南美/
制作助手:寺地友子/制作デスク:大島さつき/宣伝:高橋郁未(る・ひまわり)
宣伝美術:坂本志保/宣伝イラスト:白根ゆたんぽ/宣伝写真:三浦憲治/
宣伝衣裳:チヨ/宣伝ヘアメイク:大和田一美/WEB:斎藤拓
プロデューサー:大矢亜由美
協力:アミューズ、スターダストプロモーション、ノックアウト、フライングボックス、吉住モータース、コムレイド、よしもとクリエイティブ・エージェンシー、大人計画
製作:(株)M&Oplays
全都市共通:各回開場は開演の30分前、未就学児童の入場不可
東京公演
- 2017.12.8[金] - 12.27[水]
- 本多劇場
東京都世田谷区北沢2-10-15 [ google map ] -
料金
- 前売・当日共
- 7,000円(全席指定・税込)
- U-25チケット
- 4,500円(観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・枚数限定・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱)
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チケット発売日
2017.10.7[土]
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MAP
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タイムテーブル
12月 8[金] 9[土] 10[日] 11[月] 12[火] 13[水] 14[木] 15[金] 16[土] 17[日] 14:00 ● ● ● 休 ● ● 19:00 ● ● ● ● ● 演 ● ● 12月 18[月] 19[火] 20[水] 21[木] 22[金] 23[土·祝] 24[日] 25[月] 26[火] 27[水] 14:00 ● 休 ● ● ● 19:00 ● ● ● 演 ● ● ● ● - *12/20(水)14:00と19:00公演は収録のため、客席内にカメラが入ります。予めご了承下さい。
- *車いすでご来場予定の方はご観劇日3日前までに主催までご連絡ください。
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チケット取扱い
- チケットぴあ
- http://w.pia.jp/t/bluebird/
- 0570-02-9999(Pコード:480-422)
- セブン-イレブン、サークルK・サンクス、チケットぴあ店舗
- イープラス
- http://eplus.jp/nagareyamabluebird/
- ファミリーマート各店舗Famiポート
- ローソンチケット
- http://l-tike.com/bluebird/
- 0570-084-003(音声自動応答・Lコード:34186)
- 0570-000-407(オペレーター対応10:00~20:00)
- ローソン・ミニストップ店内Loppi
- Confetti(カンフェティ)
- http://confetti-web.com/nagare/
- 0120-240-540 *通話料無料(受付時間平日10:00-18:00)
- 本多劇場
- 窓口販売のみ
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お問い合わせ
- M&Oplays
- 03-6427-9486(平日11:00~18:00)
主催:(株) M&O plays
島根公演
- 2018.1.11[木] 19:00開演
- 島根県民会館 大ホール
島根県松江市殿町158 [ google map ] -
料金
- S席【一般】6,800円 S席【小中高生】3,700円
- A席【一般】5,800円 A席【小中高生】3,200円
- *A席は一部シーン見えづらい場合あり
- *【小中高生】券は島根県民会館のみで販売(公演当日に学生証必要)
- *無料託児サービスあり(要予約・1/4(木)締切)
- *車椅子スペース&補聴器対応エリアあり(定員あり・要予約)
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チケット発売日
2017.11.11[土]
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MAP
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タイムテーブル
1月 11[木] 19:00 ● -
チケット取扱い
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お問い合わせ・託児申込
- 島根県民会館チケットコーナー
- 0852-22-5556(9:00-18:00)
【定休日:第2・第4月曜(祝日の場合は営業)/年末年始12/29-1/3】
主催:公益財団法人しまね文化振興財団(島根県民会館)・島根県・日本海テレビ
大阪公演
- 2018.1.13[土] - 1.14[日]
- サンケイホールブリーゼ
大阪府大阪市 北区梅田2−4−9 ブリーゼタワー7F [ google map ] -
料金
- 7,000円(全席指定・税込)
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チケット発売日
2017.10.7[土]
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MAP
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タイムテーブル
1月 13[土] 14[日] 13:00 ● 16:00 ● 17:00 ★ ★ 追加公演
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チケット取扱い
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お問い合わせ
- ブリーゼチケットセンター
- 06-6341-8888(11:00-18:00)
主催:サンケイホールブリーゼ、(株) M&O plays
広島公演
- 2018.1.16[火] 19:00開演
- JMSアステールプラザ 大ホール
アステールプラザ芸術劇場シリーズ 広島市中区加古町4−17 [ google map ] -
料金
- 7,500円(全席指定・税込)
- U-25チケット5,000円(観劇時25歳以下対象・前売のみ・当日座席指定・当日要身分証提示)
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チケット発売日
2017.9.30[土]
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MAP
http://h-culture.jp/themes/asterplaza2/naka-cs/download/aster_map+text.pdf
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タイムテーブル
1月 16[火] 19:00 ● -
チケット取扱い
-
お問い合わせ
- TSS事業部
- 082-253-1010(平日10:00-18:00)
主催:TSSテレビ新広島、(公財)広島市文化財団アステールプラザ
静岡公演
- 2018.1.18[木] 19:00開演
- 浜松市浜北文化センター 大ホール
浜松市浜北区貴布祢291−1 [ google map ] -
料金
- S席 7,500円 A席 6,000円(全席指定・税込)
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チケット発売日
2017.10.14[土]
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MAP
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タイムテーブル
1月 18[木] 19:00 ● -
チケット取扱い
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お問い合わせ
- 静岡朝日テレビ
- 事業部 054-251-3302(平日10:00-18:00)
主催:静岡朝日テレビ
後援:公益財団法人浜松市文化振興財団/中日新聞東海本社
東京都大田区公演
- 2018.1.20[土] - 1.21[日]
- 大田区民プラザ 大ホール
大田区下丸子3−1−3 [ google map ]
(東急多摩川線「下丸子駅」駅前/東急池上線「千鳥町駅」から徒歩約7分) -
料金
- 一般 6,000円 高校生以下 4,000円(全席指定・税込)
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チケット発売日
2017.10.18[水]
-
MAP
-
タイムテーブル
1月 20[土] 21[日] 14:00 ● 19:00 ● -
チケット取扱い
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お問い合わせ
- 公益財団法人大田区文化振興協会
- 03-3750-1611(10:00-20:00)
主催:公益財団法人大田区文化振興協会
赤堀雅秋
この『流山ブルーバード』は、千葉県の流山市という東京にもほど近い地方都市を舞台にした、若者たちの不毛な青春群像劇になる予定です。青春群像劇というとテレビドラマなどでは夢や希望に満ちたキラキラした話が多そうですが、この物語はおそらくそうはならないはず。といっても、あまり陰惨な話にするつもりもないですが。九州や大阪くらい離れた都市の若者の場合は、いざ上京するとなると一世一代の覚悟が必要になりますが、流山では東京までたかだか1時間半で出られるので、本当は心情的にはそれほど変わらないかもしれないのに、上京する覚悟や決意が逆に中途半端なコンプレックスになると思うんです。そういう、中途半端な自分を感じている若者たち、町を抜けだそうにも抜けだせない人たちの姿を描きながら、でもそこに一縷の希望みたいなものも生みだせればとは思っています。
物語は賀来賢人くんと太賀くん、(柄本)時生くん、若葉(竜也)くんという4人の若者を中心に描いていきますが、登場人物はおそらく誰もがロクでもないやつになりそうです。もちろんみんな、心の中では愚直にいろいろと葛藤はしているんでしょうけど、表面的には希薄だったり、あざとかったり、狡かったり、弱かったりする。彼ら若者たち4人には今回は、別にうまい演技を期待していません。ただ、これまで人にあまり見せたくなかった愚かな部分や弱い部分を、あえて舞台上でお客さんの前であらわにしてもらいたい。それはとても勇気がいることだと思いますが、そういう無自覚な表情を、演出家としては引き出したいと思っています。
賀来賢人
そもそもは「太賀と芝居がやりたいです」と、プロデューサーに話したことから始まった話だったんです。太賀は昔からの友達なんですが、一度も共演したことがなかったので。そうしたら時生や若葉くんをはじめ、他にも知っている方たちとご一緒できることになって。まさに、満を持して! という気分です。ここのところ、演劇作品を何本か続けてやっていますが、その中でも自分の集大成になる作品というか、最もやりたいことができる座組になりそうで、ずっと楽しみにしていた企画でもあります。今までは先輩たちに連れてきてもらっていたイメージでしたが、自分たち同世代を中心にした演劇を本多でやれるなんて! ぜひ同世代の方たちに大勢観に来てもらいたいですし、同世代の同業者たちには悔しがってももらいたいですね(笑)。
太賀
賀来さんとはプライベートではよく会うのに共演したことがなく、「何かで共演できたらいいね」という話をしていたんです。それでプロデューサーの大矢さんと僕と賀来さんで若者の話をやるとしたら、演出家の方は誰が合うだろうと妄想をしていく中、「赤堀さんとやりたい」という気持ちが強くなっていて。僕自身は『殺風景』という作品で赤堀さんにお世話になっているんですが、赤堀さんの脚本は市井の人々の拭えない感情とか飲み込めない気持ちをとても丁寧に表現されていて、いつも惹きつけられます。気づけばそこに時生くんも若葉くんもいて、面白いメンバーが見事なほどに揃ってきて。僕も含めて全員が同じように演劇をとても好きな役者だと思うので、この4人で赤堀さんの作品ができるなんて、本当に楽しみで仕方ありません。
柄本時生
同世代の役者同士で話していると、赤堀さんの話ってしょっちゅう出るんですよ。だからずっと前から、赤堀さんってどんな演出をされるんだろう、どんな稽古場なんだろうと興味があったので、今回初めてご一緒できるのはとてもうれしいです。そして今回のキャストは僕、全員と知り合いなんですよね。なかでも、かっちゃん(賀来賢人)とは大親友ですから。だけど本当は仲のいい人と仕事をするのは、苦手なんです。特にケンカとか、怒鳴り合うシーンで作られたセリフを言うのが、こっ恥ずかしくて。この芝居をきっかけにみんなと仲が悪くなったらどうしよう?(笑) ま、それはそれで面白いのかもしれないですけどね。そういう意味では今回、改めていろいろなことを確認できる機会になりそうな気もしています。
若葉竜也
赤堀さんが監督された映画『葛城事件』に出演しているのですが、当時は赤堀さんの言っていることがわかったりわからなかったり、混乱しながらやっていました。今回は、稽古、本番を含めると2カ月近くご一緒することになるので、軽く絶望しているところです(笑)。でも、映画では、瞬間、瞬間で本当に奇跡に近いものを撮っていただきました。今回は演劇という形ですが、毎公演そういった奇跡が起こせたらいいなと願っています。赤堀さんからは「映画の時の10倍くらい言うから!」と言われているので、ボコボコにされることを覚悟して稽古に臨むつもりです。自分の考えなんて過信せずに食らいついて、最善のものを出せるようにしたい。そして「今回の『流山ブルーバード』、めちゃめちゃ自信があるんだ!」って赤堀さんに言わせたいですね。
(取材・文 田中里津子)