MOVIE
STORY
龍臣(たつおみ/岩松了)と吟子(ぎんこ/松雪泰子)は若いころ、アウトローの生き方を貫いて、悪事も働いた。そして結婚して子供ももうけたが、今は、2人の子供たちも独立して、カタギの家庭を築いている。
すでに男と言うには歳が行き過ぎてるように見える龍臣に対して、吟子はまだまだ女盛りと言えたし色気も充分で近所も認める「いい女」だった。
そんな二人の家に配管工事にやってきた若い男・澤田一寿(坂東龍汰)。その完璧な仕事ぶりと、まだ30歳にも届かないように見える若さに、ときめきを覚える吟子。一寿もそんな吟子に言葉巧みに近づいてゆく。
吟子の提案で新たに悪事の計画を進めることになった夫婦。その企みに一寿も参加して3人の奇妙な共同生活が始まる。龍臣と吟子の世界に、深く入り込んでいく一寿。始まりは行きあたりばったりの思い付きが、抜き差しならない状況まで暴走していくように見える一寿という男の企みとはいったい――。
そして、3人の危険な関係はどこへたどりつくのか―――。
NEWS
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25.10.07
『危険なワルツ』特設ページオープンしました!
最新情報はこちらからお知らせします! 本公演の先行予約情報(東京・大阪)をご希望の方は、11月末日までにM&OplaysWEB会員にご登録ください。
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先行予約は12/9(火)~14(日)抽選方式にて実施します。
公演情報
- スタンド花・楽屋花ともにお断りしております。
- 営利目的によるチケットの転売禁止。
- チケットは当HPに記載されている正規ルートにてお求め下さい。
- ご観劇当日は必ずチケットをお持ちの上ご来場ください。
- お忘れ・紛失・転売によるトラブルにおいて、弊社は一切の責任を負いません。
東京公演
京王新線「初台駅」中央口直結(都営新宿線乗り入れ、京王線は止まりません。)
| 3月 | 6金 | 7土 | 8日 | 9月 | 10火 | 11水 | 12木 | 13金 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13:00 | 15:00 | 休 | ||||||
| 18:00 | 演 |
| 3月 | 14土 | 15日 | 16月 | 17火 | 18水 | 19木 | 20金·祝 | 21土 | 22日 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 13:00 | 休 | ||||||||
| 18:00 | 演 |
- * ★ 追加公演〔4月30日(火) 13時の回〕
- * 開場は各回開演の30分前
- * 未就学児の入場不可
- *
3月14日(土)公演は収録のため、昼夜共に客席内にカメラが入ります。
予めご了承下さい。 - * 東京公演を車椅子でご来場予定の方は、前売券(S席)をご購入後お早めにM&Oplaysへご連絡ください。
料金(全席指定・税込)
- S席
- 8,500円
- A席
- 7,500円
- U-25チケット
- 5,500円ご観劇時25歳以下対象・当日指定席券引換・要身分証明書・チケットぴあにて前売販売のみ取扱い
チケット発売日
2026年1月10日(土)
チケット取扱い
- チケットぴあ
- WEBサイト
(Pコード:536-441)
- セブン-イレブン〈24時間 毎週火・水 1:30-5:30を除く〉
- イープラス
- WEBサイト
- ファミリーマート店舗での直接購入可
- ローソンチケット
- WEBサイト
(Lコード:33100)
- ローソン・ミニストップ店頭Loppi
- 新国立劇場ボックスオフィス
- 11:00〜18:00/窓口販売のみ(現金のみ)
お問い合わせ
- M&Oplays
- 03-6427-9486(平日11:00 - 15:00)

STAFF
- 美術中根聡子
- 照明渥美友宏
- 音響高塩 顕
- 衣裳伊藤早苗
- ヘアメイク柴崎尚子
- 演出助手村田千尋
- 舞台監督清水浩志
- 制作近藤南美
- 制作助手寺地友子
- 制作デスク大島さつき
- 宣伝る・ひまわり
- 宣伝美術坂本志保
- 宣伝写真渡部孝弘
- 宣伝衣裳飯田恵理子
- 宣伝ヘアメイク柴崎尚子、中野明海(松雪泰子)
- 宣伝動画宝隼也
- HPデザイン斎藤 拓
- プロデューサー大矢亜由美
- 協力
スターダストプロモーション モンドマッシュ 鈍牛倶楽部 ノックアウト
- 製作(株) M&O plays

COMMENT
岩松 了(作・演出・出演)
この作品、松雪泰子という円熟の女優と坂東龍汰という新鋭の男優の捻れた恋のマッチアップを楽しんでいただければ、との思いで執筆にとりかかりたいと思っています。
若い頃『ボニーとクライド』をきどって(本人いわく)悪さのかぎりを尽くした(松雪泰子演じる)吟子は、相方だった(岩松了演じる)龍臣と夫婦になったが、歳を経て普通の一般人となって平穏こそ一番とうそぶく龍臣にすっかり愛想が尽きている。その二人の住処にひょんなことで出入りするようになった(坂東龍汰演じる)一寿、一見穏やかそうな一寿の裏の顔(彼女だと言っていた社長令嬢[遥子]を吟子の前で罵倒して見せた)を目撃した吟子は、歳の差を忘れて恋に落ちる。一寿は吟子の想像を超えてしたたかな男だったわけで、年上の女が自分に惚れてるとわかって手玉に取り始めるのだ。
そこに吟子夫婦の近所付き合いをしている溝口という年配の男(谷川昭一郎)とその娘(リサ)が絡み、一寿はその溝口とも親交を深めるそぶりで吟子を視界におく。吟子は若い頃情熱を燃やした悪さに加担していった自分を思い出すが、それは同時に一寿という沼に溺れていくことを意味していた。
松雪泰子には、生活臭から抜け出そうとする女、自分も老いていくことを連れ合いが見せつけるような気がして、若さへ、悪へ、傾いてゆく女を、坂東龍汰には、どういう事情からか身についてしまったニヒリズムの虜になっている自分を持て余す若い男を、演じてもらいたいと思っています。
そしてこのドラマは吟子夫婦の住居の中庭で展開するが、そこは一見、電車を待つ駅のホームのようにも見える。誰かと誰かが、ここから旅立とうとしているのかもしれない。
松雪泰子(吟子役)
この度、岩松了さんの新作『危険なワルツ』で吟子役を演じさせていただきます。
岩松さんの作品に参加できることは、俳優として本当に光栄であり、とても身が引き締まる思いです。岩松さんの戯曲には、言葉の奥に深い人間洞察や独特の詩情が息づいており、その台詞の一つひとつが、役を通して世界に広がる力を感じます。
吟子は、過去や現在、愛や嫉妬、希望や絶望が交錯する、とても人間味あふれる女性です。一筋縄ではいかない彼女の揺れ動く心を、丁寧に誠実に表現したいです。
素晴らしい共演者の皆さまとともに、お客様の心に何か深く残る舞台となるよう臨みます。
ぜひ劇場でお会いできることを楽しみにしております。
坂東龍汰(澤田一寿役)
「岩松了さんの舞台に出ないか?」マネージャさんからそう聞いた時背筋が伸びると同時にとても心が踊りました。
僕が初めて岩松さんの舞台に出させていただいたのは八年前、デビューした二十歳の頃。右も左も分からないまま飛び込んだ日々でしたが、あの時間がいま思えば俳優としての土台を形づくってくれた気がします。全てを理解できていたかと言われると決してそうではありませんが、あの独特の世界にまた足を踏み込めると思うと緊張と共に胸が高鳴ります。
今の自分にしか出せないものを精一杯投じ、一瞬一瞬食らいついていく気持ちで演じられたらと思います。
どうぞ楽しみにお待ちいただければ嬉しいです。